こんにちはMAKIです!
先日OLYMPUS TRIP35というフィルムカメラをゲットしたので、そのご紹介です(^^)
このカメラはインスタグラムなどでたびたびポートレートの小物としてモデルさんが持っていたりして、可愛いな~なんて思っていました。
その頃はフィルムカメラなんて自分には縁がないと思っていたので、何のカメラなのかとかは全く知らずに
レンズのまわりのキラキラなんだろ…
ライトでもつくんかな??
くらいに思っていました(全然違った。)
今回は上記の私のように、このカメラがどんなカメラなのか知らない過去の私のような人へお送りします(笑)
OLYMPUS TRIP 35とは
OLYMPUS TRIP 35は、1968年(昭和43年)5月に発売されたフィルムカメラです。
2020年時点で発売からもう52年も経っているカメラなんですね!
とはいえ、発売後20年間ものロングセラーで売れ続けたカメラなので、個体によっては52年モノだったり32年モノだったりするんですね。
故障が少なく、14,800円という手ごろな価格が大ヒットにつながったようです。
旅に手軽に持っていけるように「TRIP」という名前がついたとのこと。
大きさは幅116mm×高70mm×厚57mm
重さは410gです。
重さとしてはそんなに重くないのですが、金属のズシッとした重みがあり、「軽い~♪」という感じではないです。あくまで私はですが。
電池不要
デジカメ世代からしたら、電池不要ってどういうこと!?という感じですが、本当に要らないんです電池。
フィルムを巻き上げて、シャッターを開けるだけで写真が撮れるという、すごくシンプルな機構。(なんだと思う。たぶん)
だからこそ壊れにくくて長きにわたって愛されたんでしょうね。
シャッタースピードは2つのみ
基本的にはA(自動)モードで撮影するのですが、その時のシャッタースピードが
1/30秒
1/250秒
どちらかのみになります。
A(自動)モードならその時に適したシャッタースピードを自動で選んでくれるので簡単です。
絞りを手動で選ぶこともできますが、その場合はシャッタースピードが1/30秒に固定されてしまうので注意してください。
レンズまわりのキラキラは「セレン光電池」
私がインスタグラムで見かけて綺麗だな~と思ったこのキラキラ。
ライトでもつくのかと思ったら、これは「セレン光電池」という太陽電池だそう。
このセレン光電池のおかげで内蔵されている露出計が働き、自動で絞りやシャッタースピードを決めてくれるんですね!すごい!
頼もしい赤ベロ
OLYMPUS TRIP 35を購入しようと思って色んなサイトを見ているとでてくる「赤ベロでます」という単語。
これは、撮影時に明るすぎ・暗すぎる場合に赤ベロが出てシャッターが切れなくなるという、初心者には大変ありがたい機能なんです。
なぜそんなことができるのかというと、上の項目に出た「セレン光電池」が露出を測ってくれているからなんですねー!すごい!
なので、セレン光電池に不具合があったりすると赤ベロはでません。
もちろんセレン光電池だけが原因じゃない場合もあるので、購入の際に「赤ベロ出ません」と記載があったり、赤ベロに関して何も書いていないものは注意が必要です。
この赤ベロのおかげで、レンズにフタをしたまま撮ってしまったり、真っ黒・真っ白な失敗写真が減ります!
でも、撮りたい!ってときにコイツが出てきて撮れないと、「くぅ~~~っ」てなります(笑)
ピント合わせは目測で
OLYMPUS TRIP 35は細かくピント合わせをする必要がなく、大体の目測でダイヤルを選んで撮ります。
被写体との距離を見て、人と山のイラストをAの上にある線に合わせます。
👥人2人のマーク:距離1.5m
👪人3人のマーク:距離3m
⛰山のマーク:無限遠
このように使い分けます。
距離感があまり分からない人は、1mがどのくらいか一度測ってみるといいです。
私の場合はメジャーで測ってみたところ、前ならえをしてさらに30cm先くらいが1mという感じで覚えることにしました(^^)
OLYMPUS TRIP 35の取扱説明書によると、
とのことなので、まさに「写ルンです」のような感覚で撮るなら👪3人マークがオススメということですね!
フィルター径は43.5mm
え、43.5mmって売ってるの?と思ったらありました。
ありがとうございます、MARUMIさん!
ちなみに私のカメラに付属していたかぶせるタイプのレンズキャップはしっかり被せられました!
余談ですが、この被せるタイプのキャップ、すぐ外れてしまうので落としてしまわないかドキドキします(^^;)
OLYMPUS TRIP 35の入手方法(私の場合)
私は今回メルカリで購入しました。
別の記事で
フリマアプリは怖いからカメラ屋さんが安心♪
なんて言っていた気がしますが、メルカリです、ええ。
理由は私の身近にあるカメラ屋さんに全然OLYMPUS TRIP 35が並ばないということと、状態の良さそうなものが比較的良心的な価格であるということです。
OLYMPUS TRIP 35はヤフオクなどではジャンク品として数百円スタートで出品されていたりしますが、修理などできないド素人は大人しく動作確認済みのものを購入した方が良いと思っています。
例えば、3,000円とかで手に入れて問題なく動いたらとてもラッキー。
ただその値段だとジャンク品のはずなので、大体の個体はどこかしら不具合があると思ったほうがよいです。
修理になったら少なくとも1万円前後は飛んでいくので、結果的にあまりお得じゃないことも(^^;)
メルカリも十分危険ですが、カメラを修理して出品している専門の方が沢山おられるのでその中から選ぶ方が、まだ使えるものに出会えるだろう…
ということでずーーーーっとメルカリの画面を眺めてました。
中古カメラ専門の方が出品しているものを狙っていたんですが、ある時ふと…なんとなく素人さんが出してるだろうなーというページをチラホラ見ていたんです。
そしたら、
「デッドストック」だったものを買ったけど、使わないので出品します。
という方を見つけたんです。
説明文も短くて、他の出品物は服などがメインの、ほんとうに一般(?)の方。
これは!!
と思い、出品者の方に色々質問をぶつけて、スッキリしたところで購入を決めました!
お値下げもチョコッとしてもらえて大満足です。
おかげさまで外観上はとても状態の良いものに出会えました!
まだフィルムを入れて撮り終わってないのですが、ダイヤル類などはすべて回り、露出計も作動しているようなので仕上がりが楽しみであり、ちょっぴり怖くもあります…!
デッドストックだったとはいえ、出品者さんが購入後1年くらい使用していなかったということもあり、ちょっとした賭けでした。
ちゃんと撮れていたかどうかは後日別記事にしようと思います。
おわりに
50年も昔のカメラがいまだに現役で使えるなんて、昔のカメラはすごいなぁとつくづく思います。
電池も不要でコンパクトで壊れにくいなんて、エコエコ言ってる今の時代にこそ必要なのでは?
フィルムの価格がどんどん高騰し、FUJIFILMの業務用100など今までの定番ですら廃盤になったり、どんどん尻すぼみのように見えるフィルムカメラ業界。
でもその一方で若者を中心にフィルムカメラが再燃しているという波も感じます。
もっとデジタル界隈もフィルム界隈もカメラ業界が盛り上がってくれたら嬉しいなぁ~…
みなさんも写ルンですのように気軽なスナップが撮れるOLYMPUS TRIP 35を使ってみませんか!
また作例が溜まりましたら載せていきますね!
ここまでお読みいただきありがとうございました!