こんにちは、MAKIです!
突然ですが、「異所性蒙古斑」というものを知っていますか?
「蒙古斑(もうこはん)」は誰でも聞いたことがあるかと思います。
生まれたときにおしりにあって、成長とともに消えていくというイメージですよね。
うちの次男は生まれつき左手首に濃いあざがありました。
これも蒙古斑の一種なんだそうですが、おしり以外のところにできるものは
「異所性蒙古斑」というそうです。
今回はその異所性蒙古斑の治療の記録をお伝えしたいと思います。
産まれてすぐの様子
産まれたてホヤホヤの写真です。
分かりづらいですが、左手の甲にあざがあるのがわかるかと思います。
正直なところ、2人育児にてんてこまいでアザのことなんか微塵も気にしていませんでした!
治療のきっかけは1ヶ月検診
あざのことは気にせず過ごし、1ヶ月検診に行きました。
そこで問診の先生に
「手のあざだけど、どうしますか?」
みたいなことを聞かれ、
『どうするって、どういうこと?』状態でした(笑)
話を聞くと、おしり以外の蒙古斑は消えにくく、次男くらいの濃さだと残る可能性がある。
レーザー治療をすればかなり薄くなる、とのことでした。
その時は正直、
『レーザー治療なんておおげさかなぁ…。男の子だし気にしないかな?』
と思ったんですが、とりあえず予約だけとっておいて(大きな大学病院なので、予約がとりづらい)キャンセルするのも自由です。やるなら同意書にサインしてきてね~という感じでその場は終わりました。
考えた結果・・・
家に帰って色々考えました。
☆男の子だろうと、年ごろになったら自分の見た目は気にするかもしれないな。
☆私自身がコンプレックスのかたまりで、思春期は特に見た目を気にして悩んでいたので、次男もそういうタイプだったらどうしよう…
などなど、たくさん考えました((+_+))
年ごろでなくても、子供って残酷なので小学生くらいだと人とは違う見た目をからかったりすることもあると思います。
そんなときにこんな小さなあざくらいで傷つくことがあったら可哀想だな…。
そんなことをぐるぐると考えて、レーザー治療を受けることを決めました!
いざ治療へ!
初めてのレーザー治療は、生後3ヶ月経ったころ。
あざ自体の大きさはそんな大きくなくすぐ終わるとのことで、気楽に待っていました。
処置室に呼ばれ、先生1人と看護師さん1人、それと私の3人はレーザーから目を守るメガネをかけ、次男はタオルで目隠しされて、暴れないように左手以外はタオルで巻かれます。
先生「始めますよ~」
パチン!パチン!
と軽快な音で治療が始まったと同時にギャン泣きを始める次男。
そして焦げくさいにおい。
ビックリしてるうちにレーザーは終わり、ギャン泣きしていた次男も抱っこをしたらピタリと泣き止みました。
焦げくさいにおいが結構するので
私『あの~、これって結構痛いんですかね…』
先生「あー、うん。結構痛いと思う!」
そう、私は治療するかしないかばかり考えていて、痛みがあるかどうかがスッポリ頭からぬけていたのです…。
考えてみたら私もレーザーの永久脱毛に通っていて、毛の太いところは痛いですよーと言われて、実際痛かったことを思い出しました。
ああ…ごめんよ次男…。よく頑張ったね(T○T)
処置室をあとにしようとすると、次男は涙をためた目で先生にニコッと愛想を振りまいていて
先生も「痛いことしたのに笑ってくれるの~!??」とビックリしてました(^^;)
治療費は…
異所性蒙古斑は保険適応なので、普段の診察と同じで無料でできました。
(筆者は東京都在住です。未就学児は医療費全額助成の地域に住んでいます)
施術前に先生に保険適用だから、負担額ないよ~と確認していました。
地域によって負担額は変わると思うので、病院に問い合わせしてください。
負担額は0円ですが、明細を見ると43,110円ほどかかる治療だったので、震えるとともに助成ありがたや~と心から思いました。
家でのケア
1回目のレーザーの後に、かさぶたになってかゆがったりしたらこれ塗ってね~とゲンタマイシン軟膏を渡されました。
しかし、家に帰ってばんそうこうをはがした後も特に気にしたりかゆがったりする様子もなく、軟膏を使うことはありませんでした!
その後の通院・経過
2回目
最初の施術から2週間後にまたレーザーをあてました。
あてた後は一時的に色も濃くなります。(直後の写真がなくてスミマセン!)
正直、この2回では薄くなったなという実感はあまりありませんでした!
(でも写真見ていたら割と変化あったのかもと思いました)
3回目
3回目は3ヶ月後。
1回目のような焦げくさいにおいはしなかったと思います。(うろ覚えです)
相変わらず処置の時は泣きますが、毎回抱っこすればスッと泣き止みます。
↑施術の翌日はとても濃いですね。
しかし、この3回目以降から効果をじわじわ感じるようになります。
4回目
4回目も3ヶ月後でした。
先生からもあと一息だね~と言われて、嬉しかったのを覚えています。
ここからさらに効果が出てきます!
次は5回目?
4回目から3ヶ月後にまた診察予定です。
レーザーをあてるかどうかはまだわかりませんが、追って報告します。
追記:5回目はレーザーなし
5回目の診察に行きました。
あざはだいぶ薄くなっており、このままもっと薄くなっていくだろうという予想で、レーザーは当てませんでした。
このまま治療は終了か、また1年後くらいに一度診せに来ますか?言われたので、念の為来年の予約を取って終了です!
<2歳3ヶ月頃>次男のアザの様子
正直もうアザがあったことを忘れて生活してます(;´・ω・)
でも、よーーーーく見るとうっすら跡があるような…?(左手首です)
本人はもちろん治療の事は覚えていません。
すごく綺麗になっているので、改めて感謝感謝です。
結果:やってよかった!
あくまでも我が家の次男の場合ですが、色も濃くて成長しても消えない可能性が高かったので、ここまで薄くなってよかったなと現時点では思っています。
確かに施術自体は痛みをともなうので可哀想かもしれません。
しかし、将来このあざでもし悩むことがあったり、結局成長してから本人の希望で施術したい!となった場合、
あざも一緒に大きくなるのでレーザーを当てる範囲も広がる(痛い思いをする範囲が増える)
高校生以降は普通に医療費がかかる
赤ちゃんの方が角質が薄く、きれいに治る可能性が高い※下記参照
将来このあざについて本人がどう思うかなんて誰にもわからないので、異所性蒙古斑を「今」治療するかどうか悩んでる方もいると思います。
次男はとても小さめのあざでしたが、手足や背中、時には顔などの広範囲に広がっている場合、治療後にかゆくなったり、みずぶくれができたり、本人も保護者の方もとてもつらいと思います。
なかなか治療の踏ん切りがつかない方もいるでしょう。
私の場合は、自分がもし次男のあざが自分にあったら、
「どうして赤ちゃんの時にとってくれなかったの!?」
と思春期あたりに親を責めるかもなぁ…と自分に置き換えて考えました。
女の子は特に、普段見えなくても年ごろになって水着になった時や彼氏ができたときなど、体にあざがあったら気にするんじゃないかな…と個人的には思います。
痛いのは確かに可哀想だけど、痛いのはどのタイミングでやっても痛いので、物心ついてから治療するよりもきれいに治りやすい赤ちゃんのうちに…というのが私の考えです。
それに1~3歳頃の記憶ってほとんどないですよね。
たまにあるかたもいらっしゃいますが(^^;)
自分だったらどうしてほしいか…という考え方の場合でもその答えは人それぞれなので、やっぱり大きくなってから本人に希望を聞いてみたい!も全然ありだと思います。
お医者様とよく話し合って、皆納得のいく治療が受けられますように。
我が子の異所性蒙古斑に悩んでいる方にこの記事が少しでもお役にたてれば幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました!