こんにちは、最近もっぱらGRⅢ派のMAKIです。
カメラを始めてみようかなーというそこのあなた、RICOHの「GRⅢ」というカメラをご存知ですか?そのまま「ジーアールスリー」と読みます。
GRⅢはレンズ交換できない、いわゆるコンパクトデジタルカメラ(コンデジ)という部類。
スマホのような感覚で撮れる28mmという焦点距離で、ズームはできません。
価格は新品で12〜13万円、いわゆる「高級」コンデジのひとつ。
しかも現在の平均価格は、発売当初より上がっています。
しかし!2019年に発売されて3年以上経った今でも売れ続け、品薄になることがある超人気カメラなのです!
ズームもできないし価格も10万円以上なのに、なんでそんなに人気なの〜!?
カメラを始める前、もしくは始めたばかりの私なら絶対そう思います。
というかちょっと前まではレンズ交換のできないコンデジに興味もありませんでした。
ちょっと気になるけど「何がそんなに良いの?」と感じる人も多いと思い、そんな疑問を解き明かすべく今回の記事を書いていきます!
- スマホより小さいコンパクトサイズ
- 圧倒的な描写力
- 約0.8秒の起動力
- カッコイイ見た目
- イメージコントロールが楽しい
\まさに小さな巨人/
GRⅢってどんなカメラ?簡単なスペックなど
気になるスペック抜粋
私が初心者だった頃に気にしていた簡単なスペックだよ!(今もあまり細かいことは気にしてないケド)
大きさ | 約109.4(幅)×61.9(高)×33.2(厚)mm(操作部材、突起部を除く) |
重さ | 約257g(バッテリー、SDカード含む) |
焦点距離 | 18.3mm(35mm換算で約28mm相当) |
F値 | F2.8~F16 |
有効画素数 | 約2424万画素 |
wi-fi | ◯ |
Bluetooth | ◯ |
撮影可能枚数 | 約200枚 |
タッチパネル | ◯ |
手ぶれ補正 | ◯ 撮像素子シフト方式 (Shake Reduction)(3軸補正) |
最短撮影距離 | 標準:約0.1m~∞ マクロモード:約0.06m~0.12m |
動画性能 | Full HD (1920×1080、60p/30p/24p) |
外部インターフェイス | ・USB Type-C(充電しながら撮影可能) ・TTL自動調光外部フラッシュに対応 |
発売日 | 2019年3月15日 |
冒頭にお伝えした通りGRⅢは「コンパクトデジタルカメラ」の部類に入り、レンズ交換のできる一眼レフやミラーレス一眼とは少し違うカテゴリになります。
しかしながらカメラの心臓となるセンサーの大きさは、レンズ交換式のカメラでも使われている「APS-C」というサイズ。
これを書いている2023年6月現在最新のiPhone14Proカメラで使われているセンサーの倍以上大きいサイズです。
センサーサイズが大きいメリット
- 光をたくさん取り込めるので暗所にも強い
- 解像度が高い(1画素の密度が細かい)ので、画質がキレイ
- 写真の背景ボケなどをより大きくすることができる
スマホ並みに小さいのに、撮れる写真はミラーレス一眼などと同じってこと!
う〜ん、やっぱり表現力が違いますね…!!
光と影の描写が違うのわかりますか?GRⅢの感じが最高に好きです。
あとはカメラ初心者さんが気になるWi-Fiや手ぶれ補正機能も付いていますし、液晶はタッチパネルなのでピント合わせも楽々できちゃいます。
初心者さんが最低限欲しい機能は全部入っている感じだね!
GRⅢの付属品
- 充電式バッテリー DB-110
- USB電源アダプター
- 電源プラグ
- USBケーブル I-USB166
- ハンドストラップ
カメラボディ以外の付属品は上記の5点。
特に買い足さなくても付属品でなんとか事足りなくもないですが、バッテリー持ちの悪さを考慮してストラップや予備バッテリー、バッテリー充電器を買い足しました。
シンプルなボディ
GRⅢは外観もシンプルで、「GR」というロゴも白などの目立つ色ではなく「グレー」なところがカッコイイ。
私はNikon Z fcのようなコテコテの「THE カメラ」という見た目も好きだし、GRⅢやSIGMA fpのような無駄を削ぎ落とし洗練されたシンプルな見た目も、どっちも好きです。
シンプルで、普段着のようにどこにでも連れて行ける、それがGRⅢ。
ウォームグレーのボディカラー「Diary Edition」も
※現在はほぼ中古品のみ出回っています
コンパクトだからストラップも遊べる
約257gという軽さのGRⅢ。
ストラップはどうしようと迷いましたが、現在はロープタイプを使っています。
軽くて使いやすくてお手頃価格
首から下げるネックストラップはもちろん、ハンドストラップやフィンガーストラップでも取り回しやすいのがGRⅢのすごいところ。
GRⅢの純正ストラップもカッコよくて、すごく迷いました!
全部ブラックに統一されて、オシャレ上級者っぽくなります…!
こんな写真が撮れます【作例】
GRⅢの素敵な色使いを見てほしいので、ほぼ撮って出し(編集なし)です。
数枚トリミングや露出補正をしているものもあります。
GRⅢは本当にポテンシャルが高く、子供がカメラを意識せず自然体で遊んでいるところも、街中のスナップも、室内の小物撮影も、全部”良い感じ”に撮れてしまうんですよね。
カメラ初心者さんでも、子供をキレイに撮りたいママパパでも、きっと満足できると思います。
初心者にも勧めたいGRⅢの魅力とは
スマホのような感覚で撮れる
GRⅢは35mm換算で28mm相当の焦点距離(意味がわからなくても大丈夫です)
簡単にいうと、普段使っているスマホカメラと写せる範囲(焦点距離)がとても似ているんです。
スマホは焦点距離が24〜30mm前後のものが多いよ
スマホと同じくらいの感覚で撮れるうえに、カメラの心臓とも言えるセンサーのサイズはスマホの2倍以上なのでより繊細に、綺麗に撮れます。
マクロモードがめちゃくちゃ便利
「スマホのような感覚で撮れる」ということをお伝えしましたが、GRⅢは被写体にかなり寄れるマクロモードがあります。
被写体に近づきすぎてピントが合わない&シャッター切れない、というのは初心者あるあるだと思うのですが、GRⅢの最短撮影距離は6〜12cmなのでスマホのようにグイグイ被写体に寄っても撮れちゃいます!
被写体にピントを合わせるために最低限必要な距離のこと。
下の画像は実験的にどれくらいまで近づいて撮れるか実験しました。
レンズからは6cmほど、センサーからは9cmくらいでしょうか。
ここまで寄れれば十分すぎます。
マクロへの切り替えも液晶横のボタン一つですぐに切り替えられます。
私はブログ用の物撮りでマクロを使うことが多いよ!とにかく便利!
軽い・小さいは正義
ボディの厚みだけはスマホ並みとはいきませんが、縦横の大きさはスマホより小さいくらいです。
10年ほど前に意気揚々と一眼レフを始めて色々なカメラを使ってきましたが、年々重いカメラがしんどく感じるように…。
特に子供が生まれてから荷物の量が増え、子供の抱っこやらベビーカー(時々たたんで持つ)というヘビー級の負荷がかかることが多々あり、持ち出すシチュエーションによっては「重いカメラ、無理」となりました。
あの頃の私にGRⅢを教えてあげたい…!
重さは約257gとスマホよりちょっと重いくらいの重さなので、本当に負担になりにくい!
カメラは「重いから、邪魔だから」で持ち歩かなくなるのが1番意味がないし、とてももったいない。
GRⅢのコンパクトさこそ、重い荷物が苦手な人や、荷物が増えるママパパにGRⅢをオススメする大きな理由の一つです。
クロップ機能で弱点を補える
GRⅢはズーム機能がない「単焦点レンズ」です。
単焦点は描写力に優れている一方、28mmという焦点距離の場合は広角レンズの特性で遠い被写体がより小さくなってしまい「もっと大きく写したい」ということが割とあります。
そんな時は「クロップ」という機能を使うと、28mmの他に35mm、50mmという違う焦点距離で撮影することができるのです。
28mmで撮って後からトリミング(切り取り)するのと同じことですが、トリミングを考慮しながら撮るのと、撮影時にクロップして撮れるというのはかなり違いがあるように感じています。
後者の方が、「撮りたいその瞬間」に自分の納得する写真が撮れるというか…
撮影時に「良いかも!」って思えるのは大切だよね
一点だけ注意
クロップ機能は元々の28mmの写真から切り取っているので、画素数が小さくなります。
28mm | 24M(6000 x 4000) |
35mm | 15M(4800 x 3200) |
50mm | 7M(3360 x 2240) |
50mmの700万画素が少なく感じるかもしれませんが、写真コンテストに応募する、大きく引き伸ばして飾りたいなどの用途でない限り問題ありません。
スマホで写真を楽しんだりSNSにアップするくらいの用途なら十分な画素数です。
撮りたい時に「すぐ」撮れる
GRⅢの起動時間は0.8秒。
他のミラーレス一眼を4台持っているのですが、その中でもトップクラスの速さです。
スマホでもなんでもそうですが、撮りたい!と思った時にカメラがモタモタと起動せずシャッターチャンスを逃すのは悔しいですよね。
サッと撮影できるという、まさにスマホ並みのフットワーク!
しかもコンパクトさゆえに、サッと急にカメラを構えても被写体(人物など)に圧迫感を感じさせずに撮れるのもポイントが高いですね!
GRⅢの弱点
- 電池の持ちが悪い
- 充電器が別売り
- 防塵防滴じゃない
電池の持ちが悪い
スペック上でも撮影可能枚数200枚と多くはない上に、液晶画面の明るさや気温などいろんな撮影条件で撮れる枚数は変わります。
初めてGRⅢで撮影しにいったとき、どんどん減っていく電池の早さにちょっとビックリ。
とてもじゃないですが、旅行はおろか普通にフラッと撮りにいくのも電池ひとつだと1日持ちません。
連続して撮っていると2、3時間持つかもたないか、それくらいの速さで減っていきます。
「今日は撮るぞ!」という日は、電池3つと充電器、モバイルバッテリーを持ち歩くようにしています。
子供と公園に行くくらいなら予備電池1個くらいで良いのですが、ちょっとしたおでかけや旅行先などでバッテリー切れは痛いので、しっかり備えていきます。
モバイルバッテリーはスマホも充電できるし、持っていて損はナシ!
MOTTERU(モッテル)は日本企業の製品で、おしゃれで可愛い商品が多くて実用性もバッチリなのでおすすめ。
充電器が別売り
GRⅢは以下の写真のような電池をはめるタイプのバッテリー充電器が別売りになっています。
えっ、じゃあどうやって充電するの??
カメラ本体にUSB-C端子があるので、付属のアダプターとケーブルで充電できるよ〜
充電しながらも撮れるので、モバイルバッテリーがあれば別売りの充電器がなくてもなんとかなるかもしれません。
私は利便性を重視して、別売り充電器(BJ-11)を購入したよ
GRⅢを使ってみて、やっぱり電池の減りが気になる、不便に感じるようであれば別売りの充電器(BJ-11)を検討すると良いかも。
5,000円弱と安くはないので、何度か実際に撮影してから必要かどうか見極めることをオススメします。
防塵防滴じゃない
GRⅢに防塵防滴を求めると、操作性やコンパクトさを失い価格も高くなると思うのでただのボヤキです(笑)
いつでも持ち歩きたくなるカメラだからこそ、雨の日でも安心して撮れると嬉しいなぁ〜というイチユーザーの希望です。
GRⅢのレンズバリア(レンズのフタ)はペラッペラでちょっと擦っただけで跡がつくし、簡単に水やホコリが侵入しそう。
もし今後後継機が出るとしたら、そこのところもう少し堅牢感がほしいなぁーと思いました。
雨や風の強い日に持ち出したら、帰宅後の水やホコリのケアを忘れないであげて欲しい!
\お手入れは先っぽの飛ばないブロアーを/
100均などの安いブロアーは先端が外れやすく、掃除中に先端が飛んでセンサーやファインダーが割れたという人をSNSで見かけるので、先端が外れないものをおすすめします。
まとめ:GRⅢからカメラ沼に飛び込もう
一言でGRⅢのことを表すとしたら、まさに「小さな巨人」(冒頭にも言ってますw)
スマホのように日常生活にサラッと溶け込めるコンパクトさで、レンズ交換式カメラに劣らない描写力。
「持っていて苦にならない」という点は本当に大事
張り切って「カメラを始めよう!」という人の候補にはあまり上がらなさそうな、レンズ交換のできないコンパクトデジタルカメラ。
しかしGRⅢというカメラがあることを知って欲しくてこの記事を書き上げました。
GRⅢでもカメラの魅力を十分感じることができます。
スマホのような焦点距離なので誰でも使いやすく、そこからさらに一歩違う写真が撮りたくなったらレンズ交換式カメラを検討しても良いと思います(沼の始まり)
私もまだ沼から上がれていません…w
GRⅢを知らなかった人、ちょっと気になっている人のお役に少しでも立てれば幸いです!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
購入を迷ったら、レンタルでお試しもアリ!
カメラレンタルのサブスク「GooPass」
※盗難・紛失の場合は保証対象外
- 使いたいカメラ・レンズがわからない
- 自分に合うカメラ・レンズを見つけてから購入したい
- まとまった購入資金はないが、試してみたい機材がある
- 高価な機材をいきなり購入することに抵抗がある
- 飽きっぽくて色々なものを試すのが好き
上記に当てはまったあなたは、サブスクを試してみる価値あり。
最短の契約期間は1ヶ月なので、1ヶ月だけお試しに使ってみるのもOKです!
カメラ購入の初期費用を何十万円も用意せず、気軽にカメラライフを始められる「GooPass」はじめてみませんか?
GRⅢは新品で12〜13万円ほどするのですが、GooPassなら12,000円弱で1ヶ月間お試しできちゃう!他のカメラへ変更も可能です♪
\公式サイトをのぞいてみる/