こんにちはMAKIです!
今回はオールドレンズの撮り比べをしてみました!
同じ焦点距離のオールドレンズだけど
そんなに写りに違いがあるのかな?
と、自分でもやってみたい比較実験だったので楽しかったです(´▽`)
・Super TAKUMAR 50mm F1.4
・MEYER OPTIK DOMIPLAN 50mm f2.8
・Ai Nikkor 50mm f/1.4S
・Industar-61 L/Z 50mm f/2.8
【使用したカメラ】
屋内撮影:FUJIFILM X-Pro2(APS-C)
屋外撮影:SIGMA fp(フルサイズ)
開放の数値(fの数字)こそ違えど、全部同じ50mmです。
どんな写りを見せてくれたのか早速見ていきましょう~!
屋内撮影
ホワイトバランス:オート
ISO:オート
フィルムシミュレーション:クラシッククローム
露出は適宜同じくらいの明るさになるように変えてます。
モデルはダンボー君。ピントはチャーミングなお目目に合わせます。
絞りは「開放」「4.0」「8.0」「11」と4段階で撮影。
X-Pro2のセンサーサイズはAPS-Cなので、フルサイズ換算75mm相当になります。
なぜかクラシッククロームで撮っていました_(:3」∠)_
開放(F値の一番小さい数字)
開放の数値がf1.4とf2.8の2種類ありますが、一緒に並べちゃいましたのでご了承ください。
スマホだとかなり見づらいので、1枚ずつも載せておきます↓
開放はピントが薄くて、ピント合わせ大変ですねぇ~(涙)
f1.4の方はさすがのボケ感。
ただ、被写体のダンボー君も心なしかふんわりしてます。
f2.8の2本はボケ感はもちろん劣りますが、ダンボー君のクッキリ感は良いですね。
ちなみに玉ボケはディズニーのキラキラ光る棒を雑にぶら下げています。
玉ボケを分かりやすくするために、全体的に暗めの写りになっております。
前ボケに使っている黄緑色の物体は、キャベツのおもちゃです(・ω・)
f4
1枚ずつの写真↓
f4ともなれば、ダンボー君もクッキリとしてますね。
インダスター61の背景の玉ボケが六角形になってます。
ニッコールの玉ボケもうっすらと六角形ですね。
f8
1枚ずつの写真↓
ドミプランとインダスターは玉ボケが六角形、ニッコールはうっすら。
スーパータクマーはすっごく拡大すると角が見えますが、ほぼ丸いですね。
同じf8なのに、ドミプランのボケ感が少し大きいのは気のせい?(設定間違えたかな?)
f11
1枚ずつの写真↓
私の普段の撮影ではここまで絞ることはめったにないので、新鮮でした。
どれもオールドレンズとわからないくらいパキッとした写りですね。
やっぱりドミプランが他よりボケてる気がする…。
最短撮影距離が他のレンズより長いんだけど関係あるのかな?
屋外撮影
ホワイトバランス:オート
ISO:オート
カラーモード:スタンダード
露出は適宜同じくらいの明るさになるように変えてます。
モデルは屋内と同じくダンボー君。ピントはおめめ。
絞りは「1.4※」「2.0※」「2.8」「4」「5.6」「8」「11」と7段階。
※タクマーとニッコールのみ
レンズに数値表記がある絞りをf11まで全部撮ってみました。
SIGMA fpのセンサーサイズはフルサイズなので、そのまま50mmの画角です。
f1.4/f2.0
1枚ずつの写真↓
私の所持しているタクマーは黄変がある個体なので、写りも黄色味が出ます。
でも、どうですか?この色味。
キライじゃない…
(むしろ好き)
とにもかくにも、このf1.4のフワフワ感は…
ボケ好きにはたまらんですね!
あとはフルサイズになったので四隅が周辺光量落ちという現象で暗くなっています。
私は特に気にならないしオールドレンズの味として楽しんじゃいますけど、気になる人は絞ればこの現象はなくなります。
f4あたりからはほとんど気にならなくなると思うので、比べてみてみてください(^^)
ニッコールは今回屋外で撮影して気づいたんですが、若ッッッ干クモリがあるのかな?
他のレンズより白っぽいんですよね。
光を当てながらタクマーとかとも比べたんですが、素人にはよくわかりませんでした!
f2.8
1枚ずつの写真↓
はい、ドミプランさんだけ最短撮影距離が合わず、ちょっと遠いです…。
星ボケで有名なインダスターですが、開放のボケも写りもメチャ綺麗です。
タクマーは八角形、ニッコールは六角形のボケになっていますね。
ドミプランの玉ボケはちょっと特徴があって「バブルボケ」で有名なレンズです。
ボケに輪郭があって、少しクッキリしているんですよね。
こぼれるようなボケがすごく好きです♡
SIGMA fp用では持ってないですが、X-Pro2用のアダプターはヘリコイド付きなので、ドミプランでももっと寄れてこぼれる玉ボケも大きく写せます。
f4
1枚ずつの写真↓
f4でもまだまだいい感じのボケ具合ですね。
周辺光量落ちはf4でだいぶ気にならなくなったのでは。(適当)
f4なら暗くなりすぎず、かつカリッとなりすぎず、屋外ならば動き回る子供なんかを撮る時でも多少ピントが合わせやすいかも?(もしかして当たり前のこと言ってる?)
開放なんかで子供撮ろうとした日には、自分の手ブレでピントがずれますから(笑)
f5.6
1枚ずつの写真↓
f5.6になるとインダスターが個性出してきちゃってます。
大体f5.6~8のあいだでボケの形が星形になるので、もうその片鱗が見えてますね。
ドミプランとニッコールはハッキリとした六角形。
タクマーは八角形なので遠目には丸っぽく見えます(私だけ?)
ニッコールやっぱり白いですよね?
露光量もいじらず他と同じなんですけど…。やっぱりクモリかなぁ…。
f8
1枚ずつの写真↓
まだインダスターが微妙に星ボケしてますね。
ボケ好きとしてはこの辺まで絞っちゃうと物足りないというか…。
子供を撮るにはSS(シャッタースピード)が不安になるのでほぼ使わないです。
解像感がある方が好きな方はf8、F11あたりが好みなのかな?
f11
1枚ずつの写真↓
ニッコールは白くふんわりしてますが、先ほどから言っているようにたぶんこの個体のせい(クモリ?)です。
他のレンズはさすがにカリッとしてますね。
オールドレンズって言われなければ分からないんじゃないかしら。
インダスターのボケも、星ではなくただの六角形になりました。
個人的には六角形ボケも現代レンズにはない味わいがあって好きです。
おまけ(タクマーでの作例)
比較写真を撮り終えた後に、周囲に梅が咲いていたので撮ってみました。
腕を高く上げてプルプルしながら撮ったので、レンズを交換する元気はなかった…。
Super TAKUMAR 50mm F1.4のみの作例ですが良かったらご覧ください。
黄変してるおかげか、ちょっぴりレトロな色合いがお気に入りです。
ホワイトバランス:オート
ISO:オート
レタッチで露出(明るさ)のみいじっております。
おわりに
書きながら気づいたんですが、屋外は無限遠も撮ればよかったです…。
この4本は価格も大体1万~2万円台で手に入るので、オールドレンズ初心者さんでもとっつきやすいレンズかなと思います。
→Super TAKUMAR 50mm F1.4
→Ai Nikkor 50mm f/1.4S
・こぼれるような玉ボケが撮りたい
→MEYER OPTIK DOMIPLAN 50mm f2.8
・キラキラ星ボケが撮りたい
→Industar-61 L/Z 50mm f/2.8
これからオールドレンズをやってみたい人や、今回のレンズの中に気になってるレンズがある人などの参考になれば幸いです(´▽`)
ここまでお読みいただきありがとうございました!
※下記リンクはちょっとお高いかも。普通に中古カメラ屋さんかなどで探した方が良いです。
※Industar-61 L/Z 50mm f/2.8は星ボケにならない個体もありますので、充分注意して購入してください!(リンクは貼りません)