こんにちはMAKIです!
Canon Kiss M&Kiss M2ユーザーの皆さん‥‥
Kissとの生活、楽しんでますかっ?
Kiss Mシリーズって、本当に軽くて、直感で操作できて、写りも満足なスゴイやつだなぁ~と感心しております。
そんな相棒との生活に慣れてきたところで、少し写真に変化を加えてみませんか?
さて上の写真、ちょっと雰囲気が違うのが分かりますか?
この2枚の写真はこんなレンズで撮られています。
左:現行レンズ(EF-M22mm F2 STM)
右:オールドレンズ(Super TAKUMAR 50mm F1.4)
同じような条件(光の当たり方や被写体)の写真ですが、
現行レンズは割とハッキリクッキリ、透明感もあって見たままに近い写り。
オールドレンズは、少しふんわりしていて温かみのある写り。
個人的にはそんな印象を受けます。
今回はKiss M2に「オールドレンズ」を装着して撮ると、こんな写真が撮れるよ!というご紹介をしていきます!
まずは作例
オールドレンズという存在を初めて知った方のために、使い方うんぬんの前にまずは作例を載せてみます。
全て「Super TAKUMAR 50mm F1.4」というレンズで撮影しています。
こんな写真が撮れるんだ~という参考にしてみてください♪
露出(明るさ)のみ編集しております。
そこら辺の葉っぱです。
そこら辺の葉っぱなのに、何だか雰囲気ありますよね。
右下にある赤っぽい半円は「ゴースト」といって、光の反射が写ってしまったもの。
左上の明るい部分が全体的に白っぽくなっているのが「フレア」という現象です。
現行レンズではこの現象を極力抑えようとメーカーが努力しているので、なかなかここまでのモノは出にくくなっています。
オールドレンズはこういったゴースト・フレアが起きやすく、逆にそれを楽しんでいる人も少なくありません。
私もゴースト・フレア好きです!
こういう雰囲気が好きな人はオールドレンズオススメですよ!
今回のSuper TAKUMAR 50mm F1.4はフルサイズ換算75mm相当の中望遠になります。
上の写真のように全身を撮ろうとすると、少し離れて撮ることになります。(5mくらいは離れてたかな…)
まだ言葉の支持が分からない、もしくはわざと言うことを聞かない時期の子は、足場の悪い場所などはちょっと危険です。
慣れないうちは撮っている側も集中して周りが見えなくなるかもしれないので、おうちの中やご飯を食べている(子供が動かない)ときなど、周りに危険なものがない場所から始めましょう!
淡い色の桜を撮るために少し色調を鮮やかにしたら、赤と黄色がかなり濃いめになってしまいました。
私は嫌いじゃないけど、色味は好みがあると思うので自分で調整できると良いですね。
ブランコやこういった金網越しは、個人的にはマニュアルフォーカスの方が合わせやすいと思ってます。
オールドレンズは特殊な場合を除き、ほぼマニュアルフォーカス(自分でピント合わせ)です。
上の金網越しの写真なんて、オートだと金網にピントが合ってしまうことが多いので(初心者あるある)、マニュアル万歳です!
ブランコは若干ピント合ってませんがそこはご愛嬌(^^;)
子供は動き回るので、最初はちょっと難しいかもしれないですが、慣れれば意外と撮れます☺
最初の頃はお花などで練習するといいですよ♡
植物たちは春~秋にかけて、特に色んな表情を見せてくれます。
風に揺れたりはしますが子供ほど不規則な動きはしないので(笑)
撮ってて癒されますし、練習が楽しくなるのでオススメです!
今回のSuper TAKUMAR 50mm F1.4というレンズは「アトムレンズ(放射能レンズ)」といってレンズが黄色く変色している個体です。
こんな感じで黄色いので、撮影する写真も少し暖色系になっています。
これはこれで味として捉えているのですが、放射線や黄色の色味が気になる方はアトムレンズ以外で探した方が良いです。
ちなみに肌身離さずレンズを身に着けていない限り、放射線による被爆は心配ないと個人的には思っています。
気になる方は調べてみてね(丸投げ)
ちなみに現在は下記の方法で黄変を直したので、クリアな写りになりました。
オールドレンズの入手方法
オールドレンズを使うためには、オールドレンズだけではなくアダプターも買う必要があります。
レンズは種類によってピンキリですが、今回の作例で使ったSuper TAKUMAR 50mm F1.4は1万円~2万円くらいで手に入ります。
アダプターは私と同じK&F Concept®の物であれば、3,000円前後で購入できます。私はAmazonで買いました。
オールドレンズを始めるには、トータル2万円くらいは必要かな。
レンズの価格はピンキリなので、
最初はこのくらいの予算から始めるといいかも…。
オールドレンズに限らず、基本的にF値(絞り)の数字が小さいほどレンズは高額なものが多いです。
「F1.4」のレンズを1~2万円で試せるなんて、かなりラッキー!と思いながら使ってます(笑)
ただ、オールドレンズをこれから始めてみたいというオールドレンズ初心者さんの初めての1本は、店舗で購入することをオススメします。
私も初めてのオールドレンズは、普段からオールドレンズで撮っている友人と店舗で買いました。
やっぱり、店員さんに色々聞けるのは本当に大きいですし、実物を目で見るって大切です。初めてならなおさら。
でも…ネットで買うと安いんだよなぁ…
ネットの方が安かったり色んな種類があったりしますが、1万円で買って大失敗する可能性もあります。
ある程度稼いでいる人なら「高い勉強代になっちまったぜ…」くらいで済むかもしれませんが、学生さんや主婦の方がやりくりしてひねり出した1万円は重みが違います。
フリマサイトやオークションは返品を受け付けてくれないことも多いようです。
実は私もこのSuper TAKUMAR 50mm F1.4はヤフオクで買ったのですが、★極美品★(←よく見かけますよね)みたいな商品でしたが後ろ玉は傷だらけ‥‥。
幸い写りには影響しませんでしたが、やっぱり当初はとてもガッカリしました。
店舗販売は確かにネットの相場より数千円高いですが、自分の手で目で確かめて、何なら多くのところは試し撮りもさせてくれますので失敗する可能性は限りなく減ります。
他にこんな失敗もやらかしてます!反面教師にしてくださいっ!(笑)
Kiss M2での使い方
アダプターを装着
レンズとアダプターを手に入れたらさっそく着けてみましょう!
今回は、作例で使ったSuper TAKUMAR 50mm F1.4の「M42」というマウント※前提でお話していきます。
カメラとレンズを接続する部分。マウントはメーカーによって違い、今回のレンズ「M42」マウントをKiss M2の「EOS-M」マウント仕様にするのがマウントアダプターだよ!
M42マウントは、ペットボトルのキャップのようにねじ込んで装着するタイプ。
これをEOS-Mのマウントアダプタに装着するとこんな感じ!
元々は小ぶりなレンズですが、アダプタを着けるとすこ~~し長くなります。
あとは簡単、普通のCanonのレンズと同じように印を合わせてカチッとハマるまで回します。
これで準備OK!
外観はこんな感じになります↓
【重要】カメラの設定
レンズを装着して、さっそく何か1枚撮ろうとしたら‥‥
シャッターが切れない…!!
と、なった人はこちらへどうぞ~~(´▽`)
実はカメラのとある設定をしないと、シャッターが押せません。
以下の手順に従って、シャッターがきれるようにしましょう!
レンズなしレリーズ「する」にしたあとに「SET」ボタンを押し忘れないように!(笑)
これでひとまずシャッターは切れるようになりました。
MFピーキング設定(必要な人だけ)
オールドレンズはマニュアルフォーカス(自分でピント合わせ)なので、レンズのフォーカスリングを回してピントを合わせます。
一度試してみれば分かりますが、ピントが合っているかいないかちょっと分かりづらくないですか??
ピントが分かりづらい場合は「ピーキング」という機能が便利です!
簡単に言うと、ピントが合っている場所に色を付けてくれます。
ちょっと分かりづらいですが、上記の写真のように色を付けてくれます。この写真のピーキング色は「赤」です。
肉眼で見た方がピーキングがどんな感じか分かりやすいと思います。
もちろん撮影した写真にピーキングの色はついていませんよ!
ピーキングの設定方法
色は好きな色で良いと思いますが、例えば赤やピンクの花を撮るときに「レッド」のピーキングは見にくかったりします。
臨機応変に変えられるようにしましょう。
設定方法を覚えて、ピーキング色、強さはいつでも変えられるようにしよう!
設定が完了したらあとは撮るだけ!
- オールドレンズとアダプターを買う
- カメラに装着する
- カメラの設定をする
ここまでできればあとは簡単ですヽ(^o^)丿
まずは目の前の物を撮ってみましょう!
あ!大事なことを忘れてました!
オールドレンズによっては最短撮影距離※が1mなんてものもあったりするので、事前に調べましょう!
被写体を最短で撮影できる距離のこと。
これより近づいてしまうとピントは合いません!
ちなみにSuper TAKUMAR 50mm F1.4の
最短撮影距離は0.45mだよ!
オールドレンズの沼は本当に深いです。
私もまだ浅瀬でパシャパシャやってる程度ですが、一緒にどうですか?(笑)
ここまでお読みいただきありがとうございました!