こんにちは、MAKIです!
オールドレンズが気になっているけど、写りとかどんな感じなのかな?という方
オールドレンズが好きで色んなレンズの作例が見たい!という方
今日はどんな人にもとっつきやすいレンズ
Super TAKUMAR(スーパータクマー)
(焦点距離:50mm F1.4)
をご紹介します。
初心者におすすめのオールドレンズとして紹介されることも多いレンズです
私も撮っていて、変なクセのない素直なレンズだなぁ~と感じています。
今回はオールドレンズにこんなに似合うカメラ他にある!?(個人的な意見です)というX-Pro2と一緒にお散歩してきました!
今回のカメラとレンズの紹介
FUJIFILM X-Pro2
FUJIFILM使いなら一度はチラ見したことあるであろう(あるよね?)X-Pro2です。
その個性的な見た目とFUJIFILMの魂がこもったX-Pro2に憑りつかれた人はなかなかその呪縛を解くことはできません。
この昔のフィルムカメラのようなレンジファインダーの外観が、オールドレンズによく似合うんですよ。ほんとに。
さらにFUJIFILMのカメラにはフィルムシミュレーションという機能が搭載されていて、フィルムを長年作ってきたFUJIFILMならではの素敵な色になるんですよ!
オールドレンズにフィルムシミュレーションがこれまた合うんだ…。
カメラ本体を撮ってて楽しいカメラでもあります。
色んなファンがX-Pro2の写真をカッコよく撮ってます。
↓この記事が大好きで、X-Pro2を買う前何度も見ながらニヤニヤしてました。
ただただX-Pro2カッコイイと言っている記事です。
今も読みながらスタバで吹きました。
Super TAKUMAR(スーパータクマー) 50mm F1.4
冒頭でお伝えした通りオールドレンズの中でもとっつきやすく、数もたくさん流通しており、価格も割と安価(1万円以下)で手に入れることができます。
一番有名なのが55mm F1.8で作例なども多いようですが、私はそれよりも少し明るい50mm F1.4というレンズです。
ちなみに私はヤフオク!で
5,880円で落札しました
私はヤフオクで買っちゃいましたが、失敗することもあるので…初めての方は店舗に行きましょう。
★特上級★という大げさな売り文句でしたが、素人目に見ても大きな傷のようなものもあり、チリなどの混入も多かったです。
オークションサイトなどで買うときはある程度「こんなもんか…」という諦めも大事です。
このスーパータクマーの特徴としてよくあげられのがレンズの黄変です。
このレンズには前期型と後期型があり、後期型のレンズにそういった特徴がみられるとのこと。
これはレンズに「トリウムガラス」という放射性物質のガラスを使用していることにより、経年変化で黄色く変色してしまうそうな。
放射性物質と聞くと怖くなってしまいますが、ほぼ人体に影響ないようなので私は気にせず使っています。
私のレンズも後期型にあたり、黄変したレンズでした。
白っぽいものを撮ったりすると分かりやすいのですが、ほんのり黄色味がかって写ります。
温かみがあって味のある写りだと個人的には思います。
好みがあると思うので、黄色味が気になる方は前期型を探した方が良いですね。
外観もどのカメラにも似合いそうな、シンプルだけどどこかレトロな感じで好きです。
ちなみにこのレンズのフィルター径は49mm
マウントはM42で、ヘリコイド付きのマウントアダプタを買いました!
補足:ヘリコイド付きアダプター
ヘリコイド付きアダプターとは・・・
カメラのレンズを繰り出すことによって、撮影最短距離をグッと縮めてくれる便利グッズ。細かい原理はよくわからんけど←え
とにかくめっっちゃ便利。
装着するとこんな感じ。
少し長さが出ますね。
ヘリコイドを最大まで繰り出すと、ここまで伸びます。
下の写真はヘリコイド利用無しとありでどれくらいまで近づいて撮れるか実験してみました。
ヘリコイド有りで限界まで寄った写真。(手が震えてたのでピンボケは愛嬌)
お花撮影などに使えそう!
ヘリコイド有り無しでずいぶん違いますよね。
ヘリコイド無しだと30cmくらいは離れないと撮れなかったので、マウントアダプタを買うならヘリコイド付きが便利でオススメです!
※以下のマウントアダプターはFUJIFILM Xマウント用です
作例
作例はオールドレンズを深く味わって頂くため、JPEG撮って出しで載せていきます。
ピン甘の苦情は受け付けておりません( ˘ω˘ )
一部FUJIFILMの現行レンズXF56mmF1.2 Rとの比較もあります。
フィルムシミュレーションは私好みの「クラシッククローム」です。
まずは恒例(?)我が家のイッヌから。
この何とも言えない色合いがどストライク。
いやぁ秋の写真はいいですね…。
光が優しくてなごむ。
レンズの黄変とフィルムシミュレーションのおかげか、なんでもエモく撮れちゃいます。(エモいの使い方あってる?)
この2枚は現行レンズとの比較です。
上:Super TAKUMAR 50mm F1.4
下:XF56mmF1.2 R
TAKUMARは黄変のせいかほんのり黄みがかっていて、XF56mmF1.2 Rの方がクリアーな感じですね。
どちらが良いということではないです。どっちも好き。
この2枚も比較ですが、どっちがどっちか難しくないですか!?
私は撮ったくせに全然わからなくて何度も確認しました。
上:Super TAKUMAR 50mm F1.4
下:XF56mmF1.2 R
分かりやすく違うのは、背景の光がキラキラの玉ボケになってるか、溶けるようなじんわりボケになってるか…ですかね。
縦バージョンはむはむ。
横バージョンはむはむ。
どっちも好き。
なんかこう…レンズの黄変関係なく、秋だから写真が全体的に茶色いですね…。
ぬこのがまぐちが自販機で売られててコッチを見てた。
困ったときのジブリ看板。
この看板は通りがかりに写真撮ってる人結構多いです。
1,100mって、結構遠いですよね。
オーナメント何個撮るんじゃい。
しかも同じ構図…
白い建物を写すと、フィルムシミュレーションも相まってか?黄変が分かりやすいですね。
吉祥寺に来たらぜひ食べてほしい武蔵屋のラーメン!
50mm(35mm換算75mm相当)だと、かなり後ろに倒れながらの撮影でした。
立って撮る勇気はないので、テーブルフォトはなかなか厳しいですね。
ちなみに美味しそうに撮りたいので、ラーメンの写真だけフィルムシミュレーションを「PROVIA(スタンダード)」で撮っています(笑)
吉祥寺駅前のはな子さんがマフラー巻いてて可愛かったです。
タクマーはフレア(光で画面全体や一部が白っぽくなる)が出やすいので、ふんわりした写真が好きなら絶対仲良くできます。
ポートレートも素敵な仕上がりに
今回のモデルさんは子供ですが、女性ポートレートなどでも活躍できそうです。
子供撮影はふんわり優しく仕上げられていい感じ。
JPEG撮って出しでこの色合い。
FUJIFILMのフィルムシミュレーション、ほんと最高です。
散歩を終えて・・・
実はこのタクマー、防湿庫のこやしになりつつあったんですよね。
タクマーが悪いわけではなく、他のオールドレンズの写りが気に入っていていつも居残りだったんです。
でも今回一緒に散歩してみて、
タクマーもやるじゃん!!
と良さを再認識しました。
フィルムシミュレーション「クラシッククローム」との相性も、想像以上に良かったです。
バブルボケする!とか、ボケがぐるぐるする!とか派手な特徴はないものの、時には現行レンズと見分けがつかないくらい良く写ります。
価格も手を出しやすいですし、オールドレンズに興味がある方はまずタクマーから挑戦してみてはいかがですか(*’▽’)?
カメラのアダプタ買い忘れるなよ~